「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

レジリエンス外来.68

レジリエンスの力は誰にでもあります」

清水先生は、そう断言します。

それは、医学的にも証明できることなのでしょう。

ただ、

レジリエンスの力を持っている」

ということと

レジリエンスの力を使える」

ということは、違います。

力、エネルギーは、

発揮する方向、ベクトルによって、

その力、エネルギーが本来持っているはずの

「威力」ともいうべきものも変わると思われます。

「威力」が変われば、その力がもたらす、生み出す

「効力」が変わることも、また「必然」です。

精神腫瘍医は、

患者が持つレジリエンスの力を、

その患者の「幸せ」に向かうように導きます。

レジリエンスの力のベクトルを、

その患者の「幸せ」に向かうように導きます。

体験した者ではなければ、

上手く伝わらないかも知れません。

それでも、どうして伝えたくて、伝えたくて、

ここに記し続けています。

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