コントレイル.15
清水先生の表情というのは、
実は、その瞬間の自分の表情なのだ。
そのことに気付くようになったのは、
稲垣麻由美さんの「人生でほんとうに大切なこと」を読んでからです。
清水先生は、患者の心情に寄り添ってくれます。
そして、自分に寄り添ってくださる清水先生に、 患者は自分を見るのかも知れません。
だから、私は清水先生の表情に、私の心情を見出だしていたのかも知れません。
私の命は、誰かにお預かりした命。
今、この時、生かされている命。
清水先生との今年最後の時間に、
そんな想いを思い出しました。
この一年は、素晴らしき、美しき一年となりました。
ありがたいありがたい
そんな気持ちで過ごすことができました。
来たる一年は、また全ての皆様にとって、美しき日々でありますように。
ご機嫌よう、お過ごしを。