「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

5%の5年間.死を受け容れる4

楽しみにしていた映画「TENET」を、デジタル配信でようやく観ることができました。 クリストファー・ノーラン監督は、「インセプション(字幕版)」でファンになり 「インターステラー(字幕版)「ダンケルク(字幕版)」 などを楽しんできました。 特に夢を扱う「…

5%の5年間.死を受け容れる。3

「もしも、親友が死んでしまうことを知ったら、どうするか?」 金井さんや大澤さんは、こんな課題に直面したことになります。 同じ年でもある3人は、知命の年を過ぎたこれまでの人生で、 人の死と直面した経験があります。 ちなみに、私も金井さんも両親を…

5%の5年間.死を受け容れる2

能楽師でもある金井雄資師とは、大学時代からの40年来の親友。 一方の大澤健次さんとは、2009年に出張先で出会ってからの付き合いです。 青年時代からの友人と知名を過ぎてからできた友人が、 良き友人になるであろうと、この二人を初めて引き合わせたのは…

5%の5年間 死を受け容れる1

人は必ず死にます。 そのことを、理(ことわり)として理解しているつもりでも、 現実のこととして受け容れることは、難しいことです。 しかし、5年生存率5%の診断を受けた私には、 死を受け容れる以外の選択肢はありませんでした。 とはいえ、私が死んで…