「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

コントレイル62

「人生でほんとうに大切なこと」 この本は、文筆家の稲垣麻由美さんが 「医師でもなく、患者でもない」 という立場で、 「物語」➕「コラム」というフォーマットを用いて、 「がん専門の精神科医」である精神腫瘍医 という存在を紹介する 作品を上梓してくれ…

コントレイル.61

清水研先生から、国立がん研究センター中央病院を辞されことを、2019年の年末に知らされました。 「清水先生は私の命の恩人です」 清水先生と出会う前の私は、 死を受け入れることばかり考えていました。 来年の事業計画。 定年後の暮らし。 東京2020 それら…

コントレイル.60

当然のことですが、私は一人の肺がん患者でしかなく、 がん患者を代表する者などではありません。 また、患者会などにも属してはいないので、 私が知るがんの情報は乏しいものでしかありません。 しかし、清水研さんは、 日本の臨床精神腫瘍学を代表する医師…

コントレイル.59

「花とは、咲くによりて面白く、散るによりてめづらしき也」 能楽を大成した世阿弥の言葉です。 花が咲くことと散ることを一対に語っています。 この言葉は、「世阿弥の美学」をあらわしている。 そう、伝えられています。 しかし、私は思うのです。 この言…