「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

コントレイル.60

 

がんで不安なあなたに読んでほしい。 自分らしく生きるためのQ&A

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当然のことですが、私は一人の肺がん患者でしかなく、

がん患者を代表する者などではありません。

 

また、患者会などにも属してはいないので、

私が知るがんの情報は乏しいものでしかありません。

 

しかし、清水研さんは、

日本の臨床精神腫瘍学を代表する医師である。

と言っても過言ではないでしょう。

 

なにより、4000人を越える「死と対峙する人間」と

対話した人間としては唯一無二の存在かも知れません。

 

以前も書きましたが、

救命救急の医師のみなさんは、「予期せぬ死」に直面した患者の命を救う治療することになります。

それに対して精神腫瘍医は、「予期できる死」と対峙する患者の痛みを和らげる為に寄り添っていきます。

私は救急医と精神腫瘍医の優劣を語っているのではなく、精神腫瘍医の特異性と、その精神腫瘍医のなかでも、清水研先生の特異性を語っています。

 

そんな清水研先生の「質問」によって引き出された

私の「言葉」には、なにか意味があると思います。

 

それは、清水研先生の「質問」は

4000人を越える「死と対峙する人たち」の

4000個を越える「物語」から導き出された。

そう思えるからかも知れません。

 

だからこそ、

私は清水研先生の前で語った言葉。

清水研先生の質問への回答の言葉。

 

それらを記録したいと思うのです

 

人生でほんとうに大切なこと がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話

もしも一年後、この世にいないとしたら。