人生でほんとうに大切なこと
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がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話
がんは身体だけでなく、心(精神)をもむしばみます。
それは、がんが「未来を変えてしまう病気」だからです。
未来を失う、つまり死と直面するということにもなる病気だからです。
しかも、患者だけでなく、家族にも影響は及びます。
そんながん患者や家族たちの、最後の希望になります。
「人生でほんとうに大切なこと
がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話」稲垣麻由美著
この著作は、ノンフィクション作家の稲垣麻由美氏が、
国立がん研究センター中央病院の精神腫瘍科長・清水研医師と七人の患者たちとの「実例」の渾身の取材を通じて、
患者や家族が精神腫瘍医に救われる様子を記録した作品です。
私も七人のうちの一人として登場します。
がんになって絶望の淵を覗き込んでいた「迷子」のような私。
がんになった自分を責める私と、そんな自分を許すようになる私。
「人生やり直しスイッチ」を押して、それまでと違った価値観を持って生き直すことになる私。
遂には上を向いて希望の星を見上げるようになった私。
清水研先生との対話で、変わっていった私の「軌跡」を記録していただきました。
七人との対話の他に、清水研医師のご自身との対話も記録されています。
大切な人と一緒に読んでください。