2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
「日本を取り囲むさまざまな民族でも、 死ねば途方もなく遠い遠い処へ旅立ってしまうと いう思想が、おおよそはいきわたって居る。 独りそういう中に於いてこの島々にのみ、 死んでも死んでも同じ国土を離れず、 しかも故郷の山の高みから、 永く子孫の生業…
さて、『がん転移が起きるまでは働く』というトリガーが決まったところで 私は死んだ後のことを気にしはじめます。 死後の始末、葬式だのなんだのではなく、 人は死んだら何処にいくのだろうか?という疑問です。 人は死んだらゴミになる。 という論がありま…
もしも、友達が、しかも親友が、5年生存率5%との宣告を受けたら。 しかも、それは占いや予言の類ではなく、統計解析の結果だとしたら…・ そして、その当人がその宣告を受け容れて『死を覚悟している』としたら。 私の親友だちは、そんな難問に直面してし…
2015年の8月に「肺がん5年生存率5%」の診断を受けた私は 同年9月から2ケ月間、入院しての化学療法(抗がん剤投与+放射線照射) さらに、2015年11月から2016年10月まで、 通勤しながらの24回の新薬抗がん剤治験に参加していました。…
大河ドラマなどの時代劇を観ていると、 歴史上の人物が、 ─なんとかして『朝敵』にはならないように、朝敵指定されないように。 と奮闘する姿が描かれることがあります。 足利尊氏は、後醍醐帝から『朝敵』とされました。 しかし、尊氏は後醍醐帝以外の皇統…
もしかしたら、特攻に失敗した特攻隊員の気持ちというのは、こんな感じなのかもしれない。 大切な人たちに「5年生存率5%」という事実を告げて入院した私は、 彼らが悲しんでくれたことに感謝すればするほど、不思議な気分になっっていました。 もしも、5…