5%の5年間.6 死んだらどうなるのか?
さて、『がん転移が起きるまでは働く』というトリガーが決まったところで
私は死んだ後のことを気にしはじめます。
死後の始末、葬式だのなんだのではなく、
人は死んだら何処にいくのだろうか?という疑問です。
人は死んだらゴミになる。
という論があります。
死んでしまったらそれでお仕舞い。物質的に燃やされてお終い。
人は死んだら何処かに行く。
という論もあります。
霊魂が、天国だの地獄だの、どこか遠い処に行くというものです。
いわゆる『死生観』というべきものでしょうか。
それらを調べたり人の話を聴いたりするうちに、
我が親友が、とてもしっくりくる死生観を教えてくれました。
40年来の付き合いのある親友が相手でも、
意外と死生観について語り合う機会は少ないものです。
能楽師である彼が教えてくれた死生観とは、意外といえば、意外なものでした。
そして、それは、実は日本に古来からある死生観だったのでした。