2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧
迷惑をかけない。 ということではないかも知れませんが、 「長く患った末の死」 も、避けられるものならば避けたいものです。 家族の負担になりたくない。 家計を支えてきた者としては、どうしてもそう思います。 思えば私の父は、食道がんが発現して一年保…
私が望まない「死に方」とは。 まずは「他人に迷惑をかける死に方」です。 ですから、「自殺」という死に方を、私は望みません。 実際には、がん宣告を受けた人は、そうでない人の20倍以上の確率で「自殺」という死に方を選択するといいます。 私は「自殺」…
「どんな死に方をするかで、どんな生き方をしたか、 が決まるのかも知れません」 清水先生から、「死生学」のことを教えていただいた時に、死者が主人公である能楽を想い浮かべました。 すでに死んでしまったからこそ語ることができる、 「完結した人生の物…
2020年を迎えた今、私は死ぬことが怖くなくなりました。 いえ、ずいぶん以前から、私はそんな「気分」で生きるようになりました。 清水先生とのコントレイルの結果にたどり着いた上記のような「気分」について、言葉にする作業に取りかかりたいと思います。 …
清水先生の「患者仲間」である「みひろさん」に会えたおかげで、私はいつもとは違う気持ちで清水先生と対面することができました。 いつもと違う気持ち、というのは、 「清水先生は私だけの先生ではない」 という気持ちです。 つまり、いつもは 「清水先生は…
昨日の清水先生の外来受診。 「みひろさん」からご自分も受診される予定であるという連絡をいただいたのは、月曜日の深夜でした。 「みひろさん」は、稲垣麻由美さんの著書「人生でほんとうに大切なこと」のお手製のPOPを作って、本を図書館に寄贈してくださ…
CT画像を精査した結果、大きな変化はみられなかった。 良かった、がんはリンパ節に留まっていた。 私のがんは「休火山」のままでした。 だとすると、 あんなに気分が悪くても、 あんなに痛みがあっても、 別に死ぬわけでは無いのか。 失っても 失っても 生…
今朝、迷わずにレスキュー薬を飲みました。 少しづつ、減らしてきたレスキュー薬ですが、 痛みで働けないのは困ります。 働らく場所があること。 働らくことができること。 誰かの役に立つこと。 誰かの希望になれること。 そのことに感謝します。 頑張るこ…
治らない病気と一緒に生きている。 だから右肩上がりには、体調は良くならない。 そのことは、4年をかけて思い知ったはずでした。 しかし、先週末からの体調不良には、 思ったよりも落胆しています。 覚悟が足りていない、ということなのでしょう。 水曜日の…
「天下泰平」「五穀豊穣」を祈念する「神事」ともいえる「翁」は、「能にして、能にあらず」といわれる不思議な番組ですが、今年も観ることができました。 「体調が悪い」のに水道橋の能楽堂に出かけて観能したことで、「体調が良くなる」かも知れません。 …
今の俺はこれまでに無く体調が悪い。 俺はこれからどうなるのだろうか? わからない。わからない。 わからないことは、怖い。 ああ 今の俺は心が折れている 真っ直ぐに前を向け 己を鼓舞しろ がんばれ俺、がんばれ! 俺は今までよくやってきた 俺はできる奴…
「残された時間を大切に使う」 そのためには「疼痛コントロール」は、大変重要な要素になります。 痛みに対して、弱いか強いかは人によって千差万別です。おそらく、私は大変弱い方かとおもわれます。 痛みを鎮めるには、鎮痛薬しかありません。 そして鎮痛…
2020年1月8日朝7時のアラームが鳴ります。 朝の医療麻薬と神経疼痛剤と便秘薬を飲んでベッドに戻りましたら。 次の8時のアラームで、オキノームを飲んで、電気カミソリでヒゲを剃りながら、クスリからの覚醒を待つ。それが、私の目覚めの流れです。 そして…
「5年生存率」という基準があります。 患者のがんの病状を過去のデータから評価する基準といえるかも知れません。 2015年の9月に、私のがんは「5年生存率5%」と評価されました。 私は「5年生存率5%ということは、5年死亡率95%だ」と思いました。 ですから、2…