「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

コントレイル18

「残された時間を大切に使う」 

 

そのためには「疼痛コントロール」は、大変重要な要素になります。

痛みに対して、弱いか強いかは人によって千差万別です。おそらく、私は大変弱い方かとおもわれます。

 

痛みを鎮めるには、鎮痛薬しかありません。

そして鎮痛薬には必ず「副作用」があります。副作用は、吐き気や便秘不眠などですが、患者は鎮痛薬と一緒に、その副作用のためのクスリを服薬します。 

それも長い期間にわたり。

 

鎮痛薬自体は、身体に悪い影響はないかも知れません。

けれども、あの大量の薬剤を、私の肝臓や腎臓は、きちんと通してくれているのだろうか?

 

もちろん、肝臓や腎臓などの臓器には絶大な負荷がかかります。

がんになる。ということは、そういうことなのです。