「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

コントレイル.31

 

 

「5年以内に95%の確率で死ぬ」

という宣告を受けた時に、

私は、私に親しい

「静かに大切な人たちとの時間を持つ」

という選択肢を取ることも考えました。

 

そうでなくても、「痛みを堪えて」あるいは「痛みを抑えて」働らくことは、簡単ではありません。

 

趣味のようなことに時間を使う。

あるいは、身体を休めるだけでも、痛みの現れかたは違います。

 

実際、出勤する日と休暇日では、鎮痛レスキュー薬の使用量は全然違うのです。

 

しかし、そんな私が会社で働らくことを、

応援団長こと大澤健二さんはキッパリと支持してくれました。

 

それは大澤さんには、ある想いがあったからです。