コントレイル26
2020年を迎えた今、私は死ぬことが怖くなくなりました。
いえ、ずいぶん以前から、私はそんな「気分」で生きるようになりました。
清水先生とのコントレイルの結果にたどり着いた上記のような「気分」について、言葉にする作業に取りかかりたいと思います。
私の死に対する具体的な恐怖は、私のがん宣告が「5年生存率5%」ということから始まったわけではありませんでした。
私が「恐怖心」を抱いたのは、治療が終わった後に始まった「痛み」と「息苦しさ」という身体へのダメージからでした。
頭で考える「死ぬことへの恐怖」と、身体で感じる「死ぬことへの恐怖」とは、少し異なるものなのかも知れません。