「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

コントレイル25

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清水先生の「患者仲間」である「みひろさん」に会えたおかげで、私はいつもとは違う気持ちで清水先生と対面することができました。

いつもと違う気持ち、というのは、

「清水先生は私だけの先生ではない」

という気持ちです。

つまり、いつもは

「清水先生は私だけの先生」

だと思っている、ということになります。

およそカウンセラーやコーチとクライアントとの関係は、1対1という信頼関係が必要でしょうから、

「私だけの清水先生」

という感覚で「あっている」とも、いえるのかも知れません。

しかし、その日は、「清水先生の患者「みひろさん」との出会いがありました。

と、いうことで、前回の「清水先生の時間」の私は

「清水先生は、私だけでなく「みんなの清水先生」なのだ」

という気持ちで受診したのです。

すると、いつもとは違う気持ちで受診してからか、

いくつか「発見」したことがありました。

まずは、まさに「レジリエンス」に関わることでした。

つくづく、人が生きていくということは、いろいろな人との出会いによって織り成されることなのだと思いました。人は独りで生きているのではなく、沢山の人がいるからこそ、生きているのでしょう。

だからこそ、「失っても失っても、生きていくしかない」と歌われるのでしょう。

みひろさん https://twitter.com/todaysGCT