「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

コントレイル24

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昨日の清水先生の外来受診。

「みひろさん」からご自分も受診される予定であるという連絡をいただいたのは、月曜日の深夜でした。

「みひろさん」は、稲垣麻由美さんの著書「人生でほんとうに大切なこと」のお手製のPOPを作って、本を図書館に寄贈してくださった方です。

「やりたいことを迷わないようになりました」

「みひろさん」は輝くような笑顔で話してくれたのは、体調が悪いのに原因がわからずに、挙げ句の果てに、危うく命を失いかけそうになったという、これまでの闘病の様子でした。

そんな「みひろさん」も、清水先生との時間を過ごすことで、無理をせずに前を向くことができるようになったとのことでした。

そして、「みひろさん」の病状にも光がさしてきたとのことでした。

「私も体験したことを、若い人たちに伝えたいと思っています」

「みひろさん」が言う通りです。

若くしてこの病気になると、治療によっては、未来の選択が変わってしまう場合があります。

仕事のこと、恋愛のこと、子どものこと、さまざまなことに影響がでる病気であるという現実。

そんな現実は、やはり体験した人からのほうが伝わりやすいような気がします。

私には「みひろさん」が「戦友」のように思えました。ふと、「みひろさん」が沢山の人たちに囲まれている姿が見えるような気がしました。

「みひろさん」は、輝く笑顔でカウンセリング室に入る私を送り出してくれました。

清水先生と稲垣先生が作ってくれた「出会い」でした。

みひろさん https://twitter.com/todaysGCT