「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

コントレイル.11

f:id:syukugami:20191226191834j:plain

抗がん剤の新薬開発の治験者になると、治験薬の経過観察と定期的な検査を受けることになります。

2015年11月に始まり、2016年10月までの一年間の治験が終わり、追跡調査は始まりました。

定期的に血液検査やCTスキャンを受けます。

そして、アンケートに答えます。

その検査を受けるたびに、私は自分の「がん」の姿を見ることになりまます。

私の「がん」は、特に形も変わらず、大きくも小さくもなりません。

腫瘍マーカーにも変化はありませんでした。

2019年12月25日。

主治医がCTに小さな変化を見つけました。

次の検査、2020年の3月の検査まで、様子を見ることになりました。

私がんは、肺のほうではなくて、リンパ節のほうに広がっているようです

しかし、それは、私にコントロールできることではありません。

だから、私は今日も機嫌良く過ごします

そう、清水先生に報告しました。

清水先生からも、報告がありました。