コントレイル.11
抗がん剤の新薬開発の治験者になると、治験薬の経過観察と定期的な検査を受けることになります。
2015年11月に始まり、2016年10月までの一年間の治験が終わり、追跡調査は始まりました。
定期的に血液検査やCTスキャンを受けます。
そして、アンケートに答えます。
その検査を受けるたびに、私は自分の「がん」の姿を見ることになりまます。
私の「がん」は、特に形も変わらず、大きくも小さくもなりません。
腫瘍マーカーにも変化はありませんでした。
2019年12月25日。
主治医がCTに小さな変化を見つけました。
次の検査、2020年の3月の検査まで、様子を見ることになりました。
私がんは、肺のほうではなくて、リンパ節のほうに広がっているようです
しかし、それは、私にコントロールできることではありません。
だから、私は今日も機嫌良く過ごします
そう、清水先生に報告しました。
清水先生からも、報告がありました。