「成長という言葉を嫌う人もいます」
清水先生が話しを続けます。
「もう、前の人生とは違う。元には戻れないのだから、成長ではない、と」
なんだか、わかる気がしました。
ほとんどの人は「死なないつもり」で生きています。
それが、死と直面してしまう。
その事実は、レジリエンスの力ではマイナスからゼロに戻ったとしても、消えることはありません。
だから「成長」という、「同じ直線」の上にある世界に生きているような気がしないのです。
生死のはざまという「境界線」を越えた、新しい世界を生きているような気がします。