「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

コントレイル.46

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依存していても、依存してなくても、実害が無いのならば

どちらでも良いのかも知れません。

しかし、仮に清水先生に依存していたとしても、依存することで私が心の平穏を得られるのならば、貸借対照表としては、プラスと言えるのかもか知れません。

そもそも、依存していないのかも知れません。

依存については、私はクスリで体験しています。

医療麻薬からの離脱で、いわゆる「離脱症状」に苦しめられました。

悪寒や冷や汗、動悸や息苦しさ。

過去形で描きましたが、今でも急激に離脱すれば、簡単に言えば、飲み忘れれば同じような症状に苦しめられます。ちなみに私の医療麻薬からの離脱は、医師の指導のもとで行っています。クスリの離脱はとても難しいことなのです。

つまり、依存しているのか、依存していないのかは、離脱してみればわかるということです。

清水先生のカウンセリングから離れてみたら、私が清水先生に依存しているのか、いないのかがわかるかも知れません。

もしも、清水先生の離脱症状があったとしたら。

私は清水先生に依存していることになるのでしょう。