「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

コントレイル.47

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「清水先生への依存」

などという表現をしてしまいましたが、

考えてみれば、私には

「あなた無しでは生きていけない」

という人が何人もいます。

「あなた無しでは生きていけない」

という思いは

「だからあなたは、いつまでも健やかで幸せでいてください」

という祈りにつながります。

実際、私は清水先生に対して

「いつまでも健やかで幸せていて欲しい」

と心から思っていますが、

それは、私の為の祈りにもなります。

しかし、他の患者の為にも、

清水先生がいつまでも健やかで幸せでいて欲しい

と祈る時には、私の為の祈りを超えた祈りになります。

そして最近の私は

清水先生の為に、

清水先生がいつまでも健やかで幸せでいて欲しい

と、祈るようになりました。