5%の5年間.1
精神腫瘍医の清水研さんの新著「他人の期待に応えない」は、
ミドルエイジクライシスで生きづらさを感じている人たちに
「ありのままで生きるレッスン」を提案する本です。
その中で、私も「自らのがん体験と向き合って(清水先生に)人生後半の道筋を示した人物」として紹介いただいています。
5年前に、進行性肺がんで5年生存率5%との診断を受けました。
生存率が低いのは、腫瘍ができた部位が肺門付近で、かつ手術ができない場所であった為。
国立がん研究センター中央病院に入院した日に、以下の記事をFacebookに投稿しました。
降水確率」を知れば、それに応じて準備ができる
たとえば、今は晴れていても、これから雨が降る確率が
95~80%であるならば、傘を持って出かけるなり、
出かけるのをやめるなどの予定を変更するなり、行動は変化する
国民の50%の人が持つめんどうなモノをに持つことになった。
たまたま、持った場所がめんどうな場所で、
「めんどう×めんどう」になった
もちろん、今日、明日、どうなるというわけではない
東京五輪を見られない確率が、低いのは自分だけではない
時が有限なのは、すべての人と同じ
起きてしまったことには「是非はない」受け入れるしかない。
これからの有限なる時を一緒に過ごす人たちに
別れにおびえることよりも
一緒にいられることの大切さを
覚悟していることを伝えたい
そんな想いからの「闘病宣言」でした