5%の5年間.2 死ななかったらどうしよう
5年前の心配事のひとつは
「もしも、死ななかったらどうしよう」というものでした。
降水確率が95%ならば、雨が降ることを確信します。
雨が降らない確率は5%しかない。
数字というのは客観的な判断を行う時には便利なものです。
ですから、同様に
5年生存率5%ということは、
5年死亡率95%であると確信しました。
5年以内に死ぬ。
滅多に起きないことではないかもしれないけれど、
自分に降りかかってきたのならば是非もない。
むしろ、自分の大切な人でなくてよかった。
すでに何人かの大切な人を見送った経験がある私は、そう思っていました。
GOALが見えているのならば、時間の使い方の優先順位も明確になります。
あとはGOALを迎える準備をするだけです。
しかし、もしも、そのGOALが動いてしまったら。
今振り返れば馬鹿げた話に思えますが
5年前の私は、そのことをとても心配していました。