「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

レジリエンス外来.52

 

清水先生の往診室。

 

私が扉を開けて部屋に入ってゆく様は、「人生でほんとうに大切なこと がん専門の精神科医・清水研と患者たちの対話」に描かれているとおりです。

しかし、その逆はどんな風に見えるのでしょうか?

 

扉が開くたびに、まったく違う、切迫した物語が繰り広げられる。

 

清水先生の取材の中で、「清水先生の視点」から患者たちを観た稲垣先生には、どのように写ったのでしょうか?

 

あれから、5年生存、という言葉を知って4年経ちました。

 

あと、1年です。

 

あと、1年で肺がんに関しては「寛解」という言葉を使うことができるかもしれません。

 

そんな時に、食道に腫瘍が見つかります。

さらには、原因不明の高熱が続きます。

 

あと、1年で逃げ切れそうなのに…。

 

そして、清水研先生の初めての著書が届きます。

 

「もしも一年後に、この世にいないとしたら」

 

そう言えば、「初心忘れるべからず」というのは、

能楽師世阿弥の言葉です。

 

稲垣先生と清水先生のパスは、上手いことできてます

 

^_^