クスリと身体の相性は、おそらく個体ごとに違います。
ですから、私とクスリとの相性は私だけのものでしょう。
オキシコドンというら怪獣のような名前のクスリと四年付き合いました。
痛みを消すために飲んできたオキシコドンに、私は依存してしまっていました。
そのごとに、私は痛みの質が変わるまで、気がつきませんでした。
痛みの質が変わった、というよりも、
新しい痛みが始まった
と、いう、感じでした。
新しい痛みは、「身の毛がよだつような痛み」でした。
「痛み」を表現することは、とても難しいです。
それは、オキシコドンの麻薬成分の「禁断症状」でした。