「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

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ドラマならば、例えば治療が終わったら ハッピーエンドなり、バッドエンドなり、 物語は終わります。

 

しかし、生きている限り、人生は終わりません。

なにしろ「実写版」ですからね。

 

どんなに痛くても、

寒けがしても、

冷や汗をかいても、

眠れなくても

 

人生は終われません。

いや、終わりません。

 

生きている限り、バッドエンドはないんです。

 

だって、まだまだ、続くから。

 

生きていて、誰かとつながってさえいれば、

それは、未来とつながっているということです。

世界の未来とつながっている。

 

生きているということは、おそらく、そういうことです。

清水先生とたどり着いた場所で、私はそう思うようになりました。