レジリエンス外来 5
レジリエンス外来を受診する前に、
私は半年ほど精神腫瘍科の一般外来を、隔週で受診していました。
私は新薬開発の治験で、抗がん剤の点滴をうけるために、隔週でがんセンターに通院してきました。
その折に、精神腫瘍科の一般外来を受診したわけです。
整理すると、
がん宣告→入院治療→退院→治験通院→精神腫瘍科一般外来受診→レジリエンス外来 受診
という順番になります。
精神腫瘍科の一般外来は、肺がん治療の主治医の紹介から始まりました。
治療を進めてくださった主治医に、自分が精神的に不安定でいることを伝えたら、その場で一般外来の予約をしてくださいました。
それから私と清水先生との道のりがはじまりました。
一般外来で、私は 「穏やかに死を迎える準備」ができました。
そのつもりでした。
それで、次のステージとしての「レジリエンス外来」を受診しました。
そのレジリエンス外来で、私は「私だけの物語」を語ることを求められました。