「人生でほんとうに大切なこと」 精神腫瘍医との対話

「5年生存率5%」のがん患者が、がん専門の精神科医と共に歩んで来た「絶望の淵から希望の星まで」の道程

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「何故、生きようとしないのか?」

稲垣先生の質問に、私が咄嗟に応えられなかったのは、

やはり

「エネルギーの無駄」

という思いがあったからです。

無駄な努力。

叶わぬ願い。

それを追い求めること。

そんな姿は、見苦しい。

そんな姿は、周囲にいる者を苦しめる。

私はそう思い込んでいました。

私は、

私がどう思うか、ということよりも

人がどう思うか、ということを大切に思いました。

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